子どもってなぜあんなに汗をかくのでしょうか?
いつも沢山汗をかきますよね。
そして知らず知らずのうちに頭が異様にクサくなったり、足からとても酸っぱいにおいが漂ったり・・発汗量が多いために、皮脂汚れ自体も多くクサクなりやすい状態であると言えます。
実は汗を出す器官と、子どもの汗の量には密接な関係があるようです。
子どもの汗腺の数は大人と一緒なの?
汗を出す器官というのは、汗腺という名前で呼ばれます。
そして汗腺の種類は
- エクリン汗腺(小汗腺)
- アポクリン汗腺(大汗腺)
※他にアポエクリン汗腺と呼ばれる汗腺も存在すると言われています。
というおおまかに2種類から成り立っています。
それぞれの分布場所や役割について簡単に載せておきます。
エクリン汗腺の働きと分布
アポクリン汗腺の働きと分布
主にこの2つの汗腺により発汗があり、そして皮膚にいる皮膚常在菌によって汗成分が分解され発臭します。
そして驚くべきことに、この汗腺は子どもと大人は同じ数が存在しているんです。


子どもの汗腺の数は3歳までに決まる!?
先に「子どもと大人の汗腺の数は同じ」ということをお話しましたね。
その理由は、
生後3歳までの育った環境により
汗腺の数が決まる
ということ。
簡単に説明すると3歳まで・・
- 外気温が暑い場所で育つ→発汗多い
(汗腺数多い) - 外気温が低い場所で育つ→発汗少ない
(汗腺数少ない)
という研究結果が発表されています。
なので、3歳時以降に汗をかきやすい環境に居たとしても、汗腺の数が変わることはありません。
汗腺は、生後3年まででその機能が決まるようです。つまり3才までの外気の気温が高ければ高いほど汗腺の数は多くなるようです。それ以後は環境が変わっても汗腺の数は変化しないようです。
引用元:http://www.sano-ph.co.jp/yomoyama/42
この結果から分かるのは、子どもが汗っかきというのは
- 汗腺の数が大人と同じであること
- 汗腺の数が多いこと
この2つに主な要因があることが分かりました。
また体が小さいために汗腺の数が多い割に、皮膚の表面積が小さいためより局部的に汗が出やすいということですね。


エクリン汗腺やアポクリン汗腺含め、常時200~500万個の汗腺が働いていると言われていますが、子どもも大人もその汗腺の数は変わらないんですね。
汗腺は汗で出ることが少ない状況が続くと、活動を休止します。活動を休止した部分から汗が出づらくなるということは、別の場所から発汗することになりますのでその部分からのニオイがきつくなる場合もあります。
子どもとはいえ、しっかりと汗対策を行っていかないと、いつしか酸っぱいニオイを醸し出すようになっているかもしれません・・
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まとめ
子どもの汗腺の数は大人と一緒という驚愕の事実が分かりましたね。
- 子どもの汗腺の数は大人も同じである
- 子どもの汗腺の数は3歳までの決まる
個人的にオススメなのは、一度子どものニオイを間近で確認してみることです。頭や背中、また足などを確認してみると良いでしょう。場合によっては脇なども嗅がせて貰っても良いかもしれません。
うちの子に限って・・と思われるかもしれませんが意外とニオイが確認できます。
因みに僕は息子の頭のニオイにやられました。まだ2歳なのに脂臭かったです・・
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